FottaさんのCDレビュー [プロフィール]
フォーレ後期の作品
前奏曲集(9曲)op.103。フォーレ66才頃に作曲された作品。今回はこのあまり知られていない曲を取り上げたい。終世フォーレを敬愛し続けたヴュイエルモーズは著作の中でこう述べている。「『前奏曲集』は学説的には人生の秋に書かれた作品であるとされている。だがこれらを調べるなら、枯葉のような気分の曲を内心期待していた人たちを、強く驚かせることだろう。これら9曲は、若さを放射しているからである。」
オランダ人女性ピアニスト、ティッサン-ヴァランタンの演奏を聴いていると、後期フォーレ作品の魅力がそのまま音楽となってこちらまで届けられてきているという安心感に満たされる。室内楽を想起させるポリフォニー、息遣いの巧みさ、調性音楽への強い志向。フォーレの音楽全般に行き交うそうした特徴は、文化的背景こそ違えどブラームスにも共通のものである。そしてそれは人間味に溢れた温かい人柄、果ては人生観を反映したものであるようにも感じられる。音楽史上、フォーレの音楽(特に後期)は取り残されたような扱いを受けることが多いが、そこにはフォーレその人にしか産み得なかった音楽たちが今も輝き続ける。
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Fauré: Préludes, Op. 103価格: ¥ 1,606
発送: 通常9~14日以内に発送
アーティスト:
Gabriel Faure
Cesar Franck
Germaine Thyssens-Valentin
収録曲:
Prelude
Choral
Fugue
Prelude
Aria
Finale
No.1 In D Flat
No.2 In C Sharp Minor
No.3 In G Minor
No.4 In F Major
No.5 In D Minor
No.6 In E Flat Minor
No.7 In A Major
No.8 In C Minor
No.9 In E Minor